上咽頭炎の自分でできるセルフケアのご紹介

こんにちは。はりきゅうルーム岳 大塚院です。

「喉の奥が常に乾燥してイガイガする」「風邪ではないのに、喉の違和感や体のだるさが続いている」といった症状にお悩みではありませんか?
その長引く喉の不調、実は鼻の奥にある「上咽頭(じょういんとう)」という部分の慢性的な炎症が原因かもしれません。

今回は、上咽頭炎とはどのようなものなのか、そしてご自宅で簡単に取り組めるセルフケアとストレッチ、さらに当院でのアプローチについて分かりやすく解説します。

上咽頭炎とは?

症状の該当箇所のイラスト

上咽頭とは、鼻の穴の突き当たりであり、喉の最も上の部分にあたるデリケートな器官です。

ここは、呼吸によって外から入ってくる空気の通り道であり、空気中のウイルスや細菌、ホコリなどをブロックする「空気清浄機のフィルター」の役割を担っています。そのため、もともと免疫システムが非常に活発で、炎症を起こしやすい特徴を持っています。

このフィルター部分に、空気の乾燥や口呼吸、風邪のウイルス、過度なストレスなどが原因で、慢性的なゴミや炎症がこびりついてしまった状態が「上咽頭炎」です。
喉のヒリヒリ感や「後鼻漏(こうびろう:鼻水が喉に落ちてくる症状)」だけでなく、自律神経の乱れを引き起こして頭痛、肩こり、寝ても取れない全身の強いだるさを招いてしまう厄介な不調です。

自宅でできるセルフケアとストレッチ

上咽頭の炎症を鎮めるためには、日々の「保湿」と、首まわりの「血流改善」が欠かせません。
ご自宅で今すぐできる方法をご紹介します。

生理食塩水での「鼻うがい」

体液と同じ濃度の塩水(生理食塩水)を使って鼻の奥を洗い流します。
上咽頭にこびりついたネバネバした鼻水やウイルスを物理的に洗い流し、粘膜の潤いを取り戻すのに最も効果的です。

就寝時の「口閉じテープ」

口呼吸は冷たく乾いた空気を直接上咽頭に当ててしまい、炎症を悪化させます。
寝る前に市販の「マウステープ」を唇に貼り、強制的に鼻呼吸に切り替えることで、夜間の喉の乾燥を強力に防ぎます。

喉を潤す「首の前伸ばしストレッチ」

首の前側の筋肉が硬くなると、喉まわりの血流が悪くなり、粘膜の回復力が低下します。

  1. 胸の真ん中(鎖骨の下あたり)に両手を重ねて置き、皮膚を軽く下に引っ張るように固定します。
  2. そのままゆっくりと顎を天井へ向かって引き上げ、首の前側をじわーっと伸ばします。
  3. 深呼吸をしながら20秒キープします。

これを3回行いましょう。

鍼灸でできること

  • 施術の写真
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セルフケアを続けても喉の違和感がスッキリしないという場合は、首の奥の深い筋肉がガチガチに固まってしまい、喉への血流が完全にストップしている可能性があります。

そこで力を発揮するのが、当院(はりきゅうルーム岳 大塚院)の鍼灸(しんきゅう)施術です。

私たちは、上咽頭炎の原因を喉だけでなく、「首や肩の頑固なコリ」「自律神経の乱れ」として捉えます。鍼を用いて、指圧やマッサージでは届かない首の深層筋肉のコリをミリ単位で緻密に緩めていきます。

首まわりの緊張がほぐれると、血管の圧迫が取れて上咽頭に新鮮な血液がたっぷりと巡るようになります。十分な血液(酸素と栄養)が行き渡ることで、喉の粘膜が本来持っている「自分で傷を治す力(自己治癒力)」が引き出され、慢性的な炎症が自然と落ち着いていくのです。
同時に自律神経の乱れも整うため、頭痛や全身のだるさも一緒に軽くなっていきます。

まとめ

上咽頭炎は、喉のイガイガだけでなく全身を重だるくさせる辛い不調ですが、正しい知識を持ち、毎日こまめにケアをしていけば、必ず一歩ずつ改善に向かうことができます。

まずは「鼻呼吸の意識」や「首のストレッチ」といった簡単なセルフケアから始めてみてください。それでも「なかなか喉のすっきり感が戻らない」「長引く不調から抜け出したい」とお悩みの際は、決して一人で抱え込まずに、いつでもはりきゅうルーム岳 大塚院にご相談ください。

あなたの体に合わせた専門的な施術で、喉も体もスッキリとした快適な毎日を取り戻すお手伝いをさせていただきます。

この記事の執筆者

代表 大石 竜也
はりきゅうルーム岳 代表
国家資格:はり師・きゅう師(国家資格)
アスレティックトレーナー(国家資格)
JSメソッド認定鍼灸師
Re Voiceメソッド認定鍼灸師
「耳鼻科のお役立ち情報ブログ執筆中」▶︎note

はりきゅうルーム岳 代表として臨床の最前線に立ちながら、YouTubeチャンネル登録者数50万人超の発信活動も統括。
科学的根拠と臨床経験に基づく独自メソッド「JSメソッド」「Re Voiceメソッド」の認定鍼灸師として、耳鼻科領域の施術に取り組んでいる。

医師監修

黒崎 成男先生
所属学会 資格:
日本精神神経学会専門医・指導医
日本栄養精神医学会 ▶︎Quora

上咽頭炎・後鼻漏について詳しくはこちら

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