顔面神経麻痺の改善症例

顔面神経麻痺の改善症例

顔面神経麻痺改善例イラスト
  • 病院の薬で良くならなかった方
  • 薬以外の方法を探している
  • 本当に鍼灸は効果があるのか

顔面神経麻痺の改善症例の一部を公開しております。
上記でお悩みの方に、出来るだけ不安を和らげて頂くために施術内容の詳細を公開しております。
ご参考ください。

顔の症状が薬を飲んでも改善せず不安だった 初めてでやる前は怖かったが、鍼施術をやってよかった

■お客様
20代 男性 職人

■来院
2019年2月

■症状と来院理由
3週間前、朝起きると突然顔の左半分が動かなくなった。口が動かず違和感があり、うまく話せなくなった。翌日になると目も動かせなくなり、耳が少し聞こえにく状態。

これはおかしいと思い、病院を受診すると医師から「顔面神経麻痺」と診断された。薬を処方され、1週間様子を見るよう言われたが、1週間経っても顔の動きに変化がなく心配になった。

4月には新しく仕事が決まっており、今のうちにしっかりと良くしたいと考え、ネットで顔面神経の治し方について調べた。当院のホームページの顔面神経麻痺が改善した方の感想を見てここなら信用できると考え来院された。

■施術内容と経過
初回、瞬きをしてもらうと、眉毛の動きがない状態。手に鍼をすると、眉毛に力が入り目が少し閉じるようになった。

2回目、耳の聞こえが前回から良いとのこと。目の状態も良く、瞬きが少しスムーズになったとのこと。

6回目、シャワーをしても水が目に入らなくなった。口の動きも良くなり、力が入っているのがわかる。つけ麺を食べる時に、麺をすすれるようになった。

10回目、見た目、本人の感覚的にもほぼ改善。友人にも会ったが特に気づかれることもなかった。

■主に使用したツボ
面谷L 張陽L 心兪L

■考察
今回の症例のように薬を服用したが、改善傾向の見られない方は非常に多い。顔面神経麻痺の背景には、顔面神経の働きを悪くさせる首や肩のコリが隠れているからである。

発症からの経緯が早かったこともあり、早期に笑顔を取り戻すことができた。

病院で3ヶ月間回復しなかった顔面神経麻痺が、首肩のコリを取ることで改善

■お客様
50代 男性 事務職

■来院
2019年6月

■症状と来院理由
3ヶ月前に頭が痛くなり、脳外科を受診しMRI検査を行うが異常は見られなかった。次に整形外科を受診しレントゲンを撮るが異常はみられなかった。その後帯状疱疹が起こりうがいができなくなった。皮膚科を受診すると、大学病院を紹介され1週間入院することになった。ラムゼイハント症候群と診断され、顔の筋電図は12パーセントと言われた。

3ヶ月ほどで良くなると医師から言われたが一向に回復せずに月日が経った。2週間前には首の痛みもありこのままでは改善しないのではと考え、首のコリに注目している当院に来院された。

■施術内容と経過
体を触診すると、首や肩のコリが強く顔への血流を妨げていたと感じた。手や大腿部に鍼をすることで顔面神経に関係する首肩のコリを緩めた。

5回目、病院へ定期健診に行くと前回より若干だがよくなっていると言われたとのこと。

その後も施術を続け、15回目には7割方動きが回復してきたとのこと。食事や顔のことが気にならずできるようになり家族の方にも喜ばれたとのこと。

さらに施術を続け、32回目には見た目に違和感はなくなってきた。

現在は共同運動が起きている箇所を改善するため施術を継続中。

■主に使用したツボ
頬腿R 面谷L 北翼L

■考察
3ヶ月経っても顔の回復が見られなかったのは、首や肩のコリがあり顔面神経への血流が悪くなり、栄養が運ばれなかったと考えられる。栄養が運ばれていなかったため神経が正常に働けていなかったことが原因になっていた。

首のコリから顔面神経麻痺を疑い来院、3週間で改善した症例

■お客様
20代 男性 フリーター

■来院
2020年3月

■症状と来院理由
昨晩から首のコリを感じ、食事での味が変に思った。以前にも左顔の顔面神経麻痺を発症しており、当院で回復した。その時と症状が酷似しており、また顔が動かなくなってしまうのではないかという不安から当院に連絡があった。

就職活動をしておりこのままでは就職ができるかも心配になっている。来院時は右顔を動かすと若干の違和感があり、耳の後ろの痛み、味覚が感じにくい状態。

■施術内容と経過
初回、麻痺している部分はみられなかった。触診すると顔面神経に関わる部分にコリがみられた。さらに耳の後ろに触れると圧痛が見られたため手に鍼をすることでアプローチをした。明日以降、顔の動きが悪化すること、耳鼻科を診察するよう伝え施術を終えた。

2回目、翌日から顔の動きが悪くなり瞬きができず、笑えなくなってしまった。耳鼻科でベル麻痺の診断を受けた。

3回目、前回より顔の動きが良くなっている感じがあり回復傾向にある。週に3回の施術を続けることで、日が経つにつれ回復していき3週間で元の顔を取り戻した。

■主に使用したツボ
後谿R 面谷R 天龍R

■考察
顔面神経麻痺は発症から10日ほどは神経の炎症が強くなり症状が悪化、麻痺が進行する。今回のケースは麻痺が起こる前から炎症を抑えることができたので悪化する期間が短く済んだ。初回の施術で麻痺が悪化することが伝えていたことで不安が少なく施術に専念できてよかった。

発症から1週間、勇気を出して鍼をしてくれたことで早期に改善

■お客様
20代 男性 居酒屋

■来院
2019年10月

■症状と来院理由
1週間前に左の顔が突然動くかなくなった。その日のうちに病院へ行きCTとMRI検査をしたが異常がみられなかった。医師から顔面神経麻痺と診断され、ステロイドを2週間服用するよう言われた。2日後、顔の動きが悪くなる一方で、不安になり他に何かできることはないかと「顔面神経麻痺について」ネットで検索した。

鍼が効果的という情報を見つけ、初めての鍼で怖さがあったが何とかしたいという気持ちから受けることを決めた。家から近く顔面神経麻痺専門院の当院を見つけ来院された。

■施術内容と経過
初回、日に日に顔の動きが悪くなっているということから顔面神経の炎症を抑えるよう施術を行なった。手や足に鍼することで炎症を抑えるようにした。

2回目、前回の直後から悪くなっている感じはなく、むしろ若干だが顔の軽さを感じた。首の緊張を取り血液を促すよう施術方針を変えた。

6回目、少しずつ顔の動きが良くなっており食事や会話がしやすくなった。

11回目には、見た目、本人感覚的にも違和感がなくなった。

■主に使用したツボ
後谿L 膝面L 基衝L

■考察
発症から早期に薬の服用や施術を開始できたのが功を奏した。日々悪化していた顔の動きだが、鍼で顔面神経の炎症を食い止めることができたのも早期に改善した要因だと考える。初めは鍼への不信感があり怖がっていたが勇気を出して当院を訪ねてくれてよかった。

局所的ではなく体を多角的に見ることが功を奏している症例

■お客様
50代 女性 事務職

■来院
2019年5月

■症状と来院理由
1年半前に突然右側の顔が動かなくなった。病院ではベル麻痺と診断され、1週間入院しステロイドの点滴を行うことになった。筋電図は20%だと言われた。退院するも改善があまり見られず、鍼灸院に通うことにした。1年ほど通い少しずつだが改善していった。月日が経つと改善が見えずらくなり、職場が変わったことをきっかけに別の鍼灸院を探した。顔に鍼をするが変化がみられず、また鍼の痛みが強く通院が辛くなった。もっとよくしたい想いから顔に鍼を刺さず安心できると感じ当院に来院された。

柳原法は27点で7割方回復していると医師に言われている。しかし食事の際、大きく口を開けることやすすることができず食べにくい。ストローも使いにくく外での食事が困る。

■施術内容と経過
顔面神経が正常に働く機能を取り戻すため、首肩のコリを緩め血液を顔面神経に促すことを施術の方針とした。手のツボに鍼をすると首のコリが緩んだ。

5回目の施術では、頬のツッパリ感が若干軽くなり動きがスムーズになった。

12回目の施術では、口を動かすのが楽になり食事が取りやすくなったとのこと。

23回目にはストローを使って飲むことができるようになり、すすることもできるようになった。

家族や友人にもどんどんよくなっていると言われたとのこと。

現在も施術を継続中。

■主に使用したツボ
面谷R 張陽R 天肘R

■考察
顔面神経麻痺は月日が経つにつれ改善がみられにくい。顔の付近に施術を行うのでなく、体全体を多角的に診ることで改善へと向かっている。しかし、筋電図の%を考えると初期段階で適切に施術をすることで、もっと後遺症は減らせていたのではないかと思う。現在は大きな口を開けて食事を取るのを目標としている。

ドクターに顔の動きの回復の早さを驚かれた症例

■お客様
40代 男性 技術職

■来院
2019年11月

■症状と来院理由
2週間前に耳の後ろから顔にかけて違和感があった。気のせいかと感じたが、日に日に違和感は強くなり右の顔が動かなくなった。

病院へ行くと、顔面神経麻痺と診断され、筋電図の検査では20%だと言われた。1週間薬を飲み続けるも顔は動かず不安になった。口周りが動かず食事が取り辛い生活が続いている。

薬を飲みきり、次の病院の診察日まで1週間以上あり、何かできることはないかとインターネットで調べたところ、当院のHPで首や肩のコリが顔に影響しているを知り、早く改善できるのではと考え来院された。

■施術内容と経過
顔面神経が通る耳の周りにコリや圧痛が見られたため、手に鍼をし緩めた。さらに背中の緊張も強かったため鍼をした。

2回目、口が少し動きやすく食事が取りやすくなった。施術を続けることで5回目には、口に物が溜まることが減った。

7回目には口角が上がり、まばたきもしやすくなり、見た目にはわからないまでに改善した。後遺症を出さないようにしたいと本人の希望があったため、さらに継続して施術を行った。

■主に使用したツボ
面谷R 天龍R 赤翼R

■考察
発症から1ヶ月で見た目にわからないほど回復したので病院のドクターも早さに驚いていたと言われた。発症からの施術までの期間が早かったことが最大の要因だと感じる。また生活指導も早くから実践してくれたことも結果につながった。

顔面神経麻痺になり人前に立つことが嫌になったが、TV出演することも気にならなくなるまで回復した

■お客様
40代 女性 サービス業

■来院
2019年4月

■症状と来院理由
来院2週間前、朝食の味がいつもより薄く感じた。その後、食事の味がしなくなり、右の顔がひきつり話しにくくなった。

自宅近くの耳鼻科で診察してもらうと「ベル麻痺」と診断され、すぐに別の病院を紹介された。入院をし、ステロイド治療で少し回復傾向になるが、このままでは仕事に行けない。退院後もシャワーで目がしみたり、口が動かず話しにくさがある。味覚も戻らず、何を食べても味がしない。

回復には1年ほどかかるかもしれないと医師に言われた。

仕事で人前に立つことが多く、近々TVに出演する機会もありこのままでは仕事を続けられないことからどうにか早く改善させたいと当院に来院された。

■施術内容と経過
顔の動きに関わる頚のコリが見られた。手に鍼をすると頚のコリが緩み、顔が少し動かしやすくなった。

2診・3診と施術を続けると、目が閉じれるようになりシャワーで目がしみらなくなった。口も動かしやすく話しやすい。

4診目、ウインクができるようになり、味覚も徐々に戻ってきた。

6診目、見た目はほぼ改善している。頬を膨らませると少し鼻の下が少し左に傾く程度になった。TV出演も顔のことを気にすることなく終えれたと嬉しい報告があった。

その後も来院ペースをあけながら施術を続け、後遺症なく元の状態に回復したため施術を終了した。

■主に使用したツボ
面谷R 六谿R 張楊R

■考察
初回の施術から順調に回復し後遺症を残さず施術を終えることができた。発症から2週間で、頚や肩のコリに注目し施術を行うことができたことで早期に改善した。

また、日常的にできることへ尽力してくれたことも後遺症を残さず終えることができた要因である。

結婚式までに元の顔を取り戻したいと、鍼灸を決意

■お客様
30代 女性 事務職

■来院
2019年7月

■症状と来院理由
7月初旬、朝起きると顔に違和感を感じた。時間が経つにつれ違和感が強くなり、目や口が動かしにくくなった。翌日病院受診し、脳の検査を行うが異常が見られなかった。医師からは、顔面神経麻痺と診断され薬を処方された。薬を数日飲むが顔の違和感や動きは治らず、食事をすると口元に食べ物が挟まったり、笑うことができない。

10月に結婚式を行う予定があり、医師にいつまでに良くなるかと尋ねるとわからないと言われたとのこと。今のままで迎えることに不安を感じ、薬以外の別の手段を考えた。

家族からの助言もあり鍼施術をすることを決意し、顔面神経麻痺を専門としている当院に来院された。

■施術内容と経過
顔面神経麻痺の方特有の首のコリがみられた。手と足のツボを使いコリを緩めた。瞬きをするのが軽く感じるようになったとのこと。

2回目以降も顔面神経に関わる首肩のコリを緩めた。少しずつだが食事に不便がなくなり、笑うこともできるようになった。

6回目、目も順調に回復しておりウインクができるまでに改善した。

9回目、見た目、本人の自覚的にも問題がなくなり、無事に結婚式を迎えれるとのこと。

■主に使用したツボ
基衝R 面合R 膝陰R

■考察
発症から施術を開始するまでの日数が早かったこともあり早期に改善した。
初来院時は、現状がわからず、結婚式を控えていたこともありとても不安な印象だった。
体で何が起こっているかを理解し、日に日に良くなっていく顔見ると安心した様子がうかがえた。

脳梗塞が疑われた顔面神経麻痺の例

■お客様
女性

■来院
2019年2月

■症状と来院理由
来院の2週間前、朝起きると耳の後ろに痛みがあったが、首の寝違えかと思い気に留めなかった。しかし、数日経っても痛みが治らず、水を飲むと口の左側から水が溢れてしまった。顔を見ると、口が垂れ下がっており、瞬きもできずまぶたが垂れ下がっていた。

脳梗塞かもしれないと疑い、病院で検査(MRI・CT)をしてもらった。脳に異常はなく、医師に「顔面神経麻痺」と診断された。入院を勧められ、点滴と飲み薬で経過をみることになった。

退院後も口が動かしにくく話しにくい状態が続いている。また飲み込みにくさがあり、食事はきざみ食しか食べることができない。「西洋医学だけではダメかもしれない」と考え、入院中に当院のHPを見つけ来院された。

■施術内容と経過
食事がしにくいという観点から、喉の状態を整えるよう足に鍼をした。また花粉の影響もあり鼻の通りが悪い状態とのことから、肘のツボに鍼をし鼻のつまりを解消した。

2~4診目、少しずつ食事で固形物が食べれるようになってきた。口の動きはスムーズになり話すのに違和感はなくなった。

5~9診目、瞬きもスムーズになりまぶたの垂れ下がりも改善、食事も好きに食べたいものを食べれるようになった。

■主に使用したツボ
基衝L 肘鼻L 咽橈L

■考察
喉や鼻の影響によって、顔面神経にダメージを与えてしまうケースがある。今回の症例では、まさに鼻・喉の2つの点を集中し施術を行うことが重要になった。

帯状疱疹から発症しやすい顔面神経麻痺

■お客様
40代 男性 自営業

■症状と来院理由
2/20、突然口が歪み、目がしみる感じがあった。ネットで口の歪みについて調べると「帯状疱疹が原因かもしれない」と疑った。もともと帯状疱疹を発症しやすく、薬を常備していたので服用した。

2/22、口の歪みは改善せず、まぶたが閉じなくなるなど悪化傾向にある。耳鼻科へ行くと「中程度の顔面神経麻痺」と診断され、大学病院を紹介された。薬を服用し様子を見るよう言われる。しかし、日が経つにつれ顔の歪みが悪化している。

仕事に支障が出ておりこのままではまずいと考えた。ネットで検索すると当院のホームページの症例数の多さ、専門性という理由から来院された。

■施術内容と経過
初回、顔の状態が悪化傾向にあるため、顔面神経の炎症が強いと判断した。まずは炎症を引かせるよう施術をすると施術後、顔の軽さを少し感じた。

2回目、前回より目が少し軽く感じ仕事がしやすいとのこと。悪化傾向がなくなったため、顔面神経への血流を阻害している首や肩のコリに注目し施術を行った。

7回目、日に日に回復しており、食事で麺がすすれるようになった。

12回目、本人的にはほぼ全快している。その後、細かな麻痺を残さないよう数回施術をし、終了とした。

■主に使用したツボ
後谿R 外谷R 尺沢R

■考察
顔面神経麻痺の発症後は、神経の炎症が強く症状が悪化する傾向にある。この時期を少しでも短くすることで予後に良し悪しに違いが出る。状態を見極め適切な施術を行う事が大切である。

風邪が原因だった、中高度の顔面神経麻痺(ベル麻痺)

■お客様
50代 男性 自営業

■症状と来院理由
12月中旬から風邪を引き、微熱が続き、大量の鼻水が出る。

12/21 朝起きると、顔の感覚がゴムっぽくなり、地元の内科を受診。総合病院の耳鼻科を紹介され、待合室で待機している間に麻痺が出現した。「ベル麻痺」と診断され、薬を処方された。インターネットで調べ、施術法がしっかり書いてあった当院へ来院(12/24)。

発症からどんどん悪化していき、当院へ来るまでに悪化し続けた。筋電図は20%代まで落ち続けた。

■施術内容と経過
1回目(12/24)

発症から4日目で、麻痺が悪化している最中だった。悪化を止めるために顔面神経の炎症を取るツボに鍼をした。

2回目(12/26)

悪化は止められたため、顔に血液を送るために首・肩コリを取るように施術

5回目(1/15)

かなり動くようになる。本人の体感では7割回復したとの事。舌のシビレ感はまだ残る。

引き続き首・肩コリを解消し、顔に血液を集中させた。

6回目(2/2)

ほぼ問題なく動くようになり、筋電図も90%になる。見た目では全くわからないレベルまで改善。本人の希望もあり、施術は終了した。

■主に使用したツボ
後谿R 養老R

■考察
中高度の麻痺は改善までに期間を要する事が多い。これだけの短期間で改善できたのは発症から施術開始までが4日だった事にある。

顔面神経麻痺の発症から自身の状況を理解し、すぐに対処法を調べ、行動に移すまでのスピードが早い方が改善率も高くなってくる。そういう人を一人でも多くするために、この症例を書いている。

発症から2週間で来院、2ヶ月で改善したハント症候群

■お客様
10代 女性 中学生

■症状と来院理由
5/24 夜、右耳が聞こえ辛くなる。

5/25 笑うと右顔が動かないことに気づく。イヤホンをすると耳が痛む。

5/26 耳鼻科を受診し、耳の中が赤いと言われ、「顔面神経麻痺」と言われ、大学病院を紹介される。

5/28 大学病院を受診し、「ラムゼイハント症候群」と診断。点滴、投薬、ブロック注射を行う。

柳原法では12点。

病院での治療だけでは不安を感じたお母さん。インターネットで調べて、顔に鍼を刺さない当院を選び来院。

■施術内容と経過
1回目

顔の動きをチェックすると、目は多少閉じるが、「イー」が全く動かず、うがいが漏れる状況だった。

身体をみると首に強い圧痛がある箇所を突き止めた。その箇所が緩むように、手足に鍼をした。すると頬に力が入るようになり、「イー」に動きが出始めた。

2回目

学校で友達から「動くようになったね」と言われる。引き続き首が緩むように鍼を行った。

6回目

病院の検診で34点(柳原法)と言われる。腰の硬さを解消し、顔がさらに動くようにアプローチする。

16回目

顔の動きに左右差がなくなり、本人が顔の事を気にしないようになったため、施術を終了。

■主に使用したツボ
天竜R 張陽R 腎兪R

■考察
子供が鍼を受ける事は、まだまだ多くはない。

当院の顔に刺さない技術であれば、鍼が怖いと思っている人も救えるかもしれない。

子供が顔面神経麻痺になってしまい、悩んでいるお母さんに読んでほしい症例である。

耳周辺の激痛からのハント症候群

■お客様
50代 女性 専業主婦

■症状と来院理由
3日前の夕方、たばこがうまく吸えない事で異変に気付く。数時間後には耳周囲の頭痛と耳の腫れが出現。鏡で顔を見ると、眉毛の高さが違っていた。急いで地元の耳鼻科にいき、「ラムゼイ・ハント症候群」で7日~10日かけて悪化していくと医師から言われる。薬の使用を開始。

翌日、顔の麻痺と頭痛(ビリビリと走る痛み)が悪化。聴力も落ち始め、めまいで歩行に支障が出ていた。

心配した長女がインターネットでハント症候群について調べると、鍼が有効と知り、ハント症候群の実績がある当院を選択。

■施術内容と経過
来院時には口の麻痺が強く、食事が摂れない状況だった。口の麻痺を改善するために背中と手に鍼をした。

すると初回の施術直後には麻痺していた口に感覚が戻り、力が入るようになった。2回目の施術後には口が動くようになり「イー」が出来るようになった。

その後7回の施術でほぼ元通りまで回復。最後に再発予防の施術を行い、計10回で当院を卒業。

■使用した主なツボ
治谷L、下肩内L

■考察
後遺症が残りやすいハント症候群であっても、発症から3日で鍼を開始し、週2回の集中施術が早期改善に繋がった。

また、家族の支えも重要だった。自宅が遠く、めまいで外出が困難な状態だったが、旦那さんが仕事を休み、車で片道1時間半の送り迎えをし、週2回の通院を可能にしてくれました。

ご家族のサポートがあっての結果だと思う。

薬で改善しなかったラムゼイハント症候群

■お客様
30代 女性 アパレル

■来院日
2017年 7月

■症状と来院理由
2週間前、朝起きで歯磨きをしていると口から水がこぼれてきた。何かおかしいと思い、病院の内科に行き、すぐに耳鼻科を紹介された。耳鼻科で「顔面神経麻痺(ラムゼイハント症候群)」と医師に言われる。薬を開始したが、回復の兆しが見えない事が不安になり、インターネットで他の方法を探す。鍼灸の事を知るが、鍼に対する恐怖が強かった。

そんな中、「顔に鍼をしない」方法を知り、勇気を出して当院に来院。

■施術内容と経過
自覚症状はないが、頚の前側(胸鎖乳突筋)の緊張が強いため、手と足に鍼をした。すると、初回の施術からまばたきが動くようになった。その後も頚の筋肉を柔らかくするように鍼をしていった。すると5回目には全ての動きが滑らかに出来るようになり、見た目では病気を感じさせないくらいまで回復。その後は動かした時に本人が感じる違和感をなくすために背中や足に鍼を行った。合計1ヶ月の施術で元通りの顔に回復。

■使用した主なツボ
転龍R 肩内R 張陽R 膝陽関R

■考察
難治性と言われるラムゼイハント症候群であっても、適切な頻度で施術が出来れば回復する事は少なくない。発症当初が一番回復するチャンスでもあるため、短期間で集中して施術をする事の重要性を再確認した。

勇気を出して鍼を選択し、信頼して身体を任せて頂けたことに感謝したい。

2度目の発症、口の違和感から始まったハント症候群

■お客様
30代 女性 会社員

■来院
2017年 7月

■症状と来院理由
仕事をしていた時に左口に違和感を感じた。それから数時間のうちに口がどんどん動かなくなった。高校生の時に顔面神経麻痺を患っているため、すぐに顔面神経麻痺と分かり、耳鼻科に行き、「ラムゼイ・ハント症候群」と医師より言われる。薬を服薬しながら、ネットで他の方法を探すと、鍼灸が有効という事を知る。

顔面神経麻痺を専門としている点と、顔の鍼をしない点から当院を来院。

発症から3日後に鍼灸を開始。

■施術内容と経過
発症から数日は麻痺が悪化するため、まず悪化を阻止するために手足に鍼をしていった。

その後は頚の後ろや背中の緊張を解くために施術を行った。すると「玉ねぎの皮を剥いでいくように」麻痺が改善していった。麻痺の改善を助けるのは睡眠であるため、22時~2時を寝てもらうように生活指導も行った。その結果、2ヶ月半の施術で麻痺が全快した。

■使用した主なツボ
L5(1)L、転龍L、G谷L

■考察
改善の鍵になったのは「発症からの日数」である。発症から1週間以内に施術を開始出来れば、予後は極めて良い。一般的に難治性であるラムゼイハント症候群も例外ではない。

顔面神経麻痺に悩んでいる方は1日でも早く施術を開始する事を強く薦める。施術技術を磨くと共に、鍼灸の有効性を世間に伝えていきたい。

はりきゅうルーム岳 大塚院